「芸術労働従事者(アートワーカー)」の集い──50年前のアメリカから

第1回アンケート

■参加の動機

金銭的な交換価値へと平板に還元されえないことは事実上たしかであるように思われるが、一方でそのようなレトリックのもとで種々の搾取が横行しがちなアートワークの内実について、倫理的な次元にとどまらない何らかの見通しが得られるかと思い参加しております。諸々の労働論と対照させていって面白くなることを個人的に期待しています。

取り上げている本が面白そうだったので

文献に興味がありました。

ロームシアター京都の催しで、地域の課題を考えるプラットフォーム「仕事と働くことを考える」の告知がありました。前年かには京都精華大学のレクチャーイベントでも、芸術と労働のテーマなどもあって、タームが引っ掛かっていました。Julia Bryan-WilsonのArt Workers、だいぶ前に購入していて、積ん読でしたが、こんな研究書持ってたけどと検索してみたらヒットしました。武蔵美のαMのTwitterでしたでしょうか。こんな経緯です…。

知人が美術関係者の労働組合を立ち上げようとしているのを見て、前例を学んでみたいと思ったから。Art in makingを読んで関心を持ったから。

非正規労働や派遣労働といった現在の社会問題に対してアートがどのように関わるのかという問いは重要ではないかと思っています。

関心のあるテーマだったので参加しました。


質問や疑問など

最後のミニマリズムと労働の関連性は新鮮だった。妥当な解釈かは検討の余地がありそうだが、不思議と説得力がある。

AWCは労働という概念で集まりつつも、それぞれ他の問題への関心があり、本当に労働が問題なのかなという気がしました。すぐに解散してしまったとのことですが、集まる口実として労働というタームを使っていただけではないかという気がしなくもなかったです(ちゃんと読み込んでいないのでわかりませんが)。


ご意見、ご要望、ご感想など

意見:参加者が出た疑問を何らかの方法で蓄積すれば、訳注をつけるときの参考にできるかもしれません。
感想:アートワークをとおして労働という主題が表象されることとアートワークそれじたいが労働行為/労働の結果物であることは緊張関係を結んでいますが、これがどのような実のある議論につながっていくのかは引き続き考えたいです。

(英語の精読については質疑応答やフィードバックを通して個々人が気になった点を上げていくのでもよいのかなと思いました。じっくりやると先に進めないジレンマがあるので。。)

とても充実した会でした。次回も楽しみにしています

たいへんお世話になります。原書も購入させて頂いたのですが、初回がスケジュール的に難しく、まだ登録させて頂いていませんでした。次回以降、参加させて頂けると幸いです。登録などお願いできますか。お手数おかけしますが、どうぞ宜しくお願いします。

アーティストのビジネスパーソン化は今更ですが、コロナ禍の継続支援事業などの申請を通じて、様々な芸術家も事業者でありworkerであること、他勤労者とのつながりを感じる場面があったのではないでしょうか?

ボリュームが程よい感じでした。オンラインでやるとダラダラ長くなりがちなところ、しっかり要所を押さえてくれるのも良かったです。英語の精読は基本不要と思いますが、訳す際に訳者が気になった点などがあれば聞いてみたいです。

これからの各章の内容がとても楽しみです。


コアメンバーへの応援メッセージ

この度は貴重な機会を設けてくださりありがとうございます。

笹島 秀晃さま、示唆に富む紹介ありがとうございました。

専門の方が集まっているので続きを楽しみにしています!

お忙しい中、色々準備頂きありがとうございます。


フィードバック

大変そうでしたが、お話、説明等はきちんと届きました。ありがとうございました。

今日はオンラインでの参加でした。会場のPC一台をマイクオン、他はミュートで十分クリアに聞こえています。質疑応答に差し支えなければ機材は現行の状態で問題ないと思います。

zoomにもコ本やで参加するグループの様子を流したらいいかもと思いました。